MacBook 1stレビュー

予告どおり、週末に Apple MacBook を買ってきた。スペックは1.83GHzのMA254J/Aだけど、当初からWindowsメイン機でかつ Mac OS X デュアル・ブートを予定しているので、メモリーは512MB×2枚で1GBに、HDDも Hitachi Travelstar 5K100 HTS541010G9SA00(100GB 5,400rpm)に換装した。HDDの換装方法も簡単になったので、両方合わせてもあっという間に作業自体は終わった。しかし、2.5インチ シリアルATA HDDはなかなか売っておらず、買うのにずいぶん苦労した。

質感は最近のiBookと変わらずホワイト直接塗装だけど、形状は厚みといいヒンジといい MacBook Pro とほとんど同じと言っていい。ただ、その薄さからイメージされる重さで持ち上げてみると、予想以上に重いことに驚かされる。まるで鋼鉄の板を持ったかのような質量だ。

見た目で MacBook Pro と大きく違うのは一体型となったキーボードだけど、この違和感はすぐになくなった。これはこれで悪くない。むしろ剛性の高いキー・タッチは、このデザインのおかげであるならすばらしいことだ。大きくなったことで不意に触ってしまう確率が高くなったと言われるトラック・パッドも、ボクが使ってる分には特に問題なかった。これを国産PC/ATみたいに左に寄せてるのは勘弁してほしいなー。

ディスプレイのグレア加工が気になってはいたけど、ボクの部屋はすべての照明が強めのシェードをされていることもあって写り込むような光源がないので「言われてみればグレア液晶だね」くらいの差異しかない。ワイド液晶は便利だし、バック・ライトも非常に明るい。普通に使う分には、これはなかなかいいんじゃないかな。

MagSafeとラッチの磁石は必要十分の磁力があり、わずかな力では取れなさそうだし、逆に強過ぎて取りにくいということもない。iSightと Apple Remote の受光部の黒ポチが気になるけど、ここはほかの色にできないから仕方ないか。ちなみに、オーディオ・ポートが光デジタルに対応したので、出力側は赤く光っている。

さて、そんなわけで使い慣れた Mac OS X で遊ぶのはそこそこに、Intel Mac の醍醐味である Boot Camp を早速インストールすることにした。Boot Camp を使うには、Mac用の “1つ” のパーティションをMac用とWindows用の “2つ” のパーティションに分けることしかできない。Windowsの「コンピュータの管理」から見れば分けるけど、実際にはもっと複雑にパーティションを切って何かをやってるっぽいんだけど、ユーザーからはいずれにしろMac1つ、Windows1つだ。OSとユーザー領域を別パーティションにしたいボクみたいな人は不満が残る。Windows側のファイルシステムはFAT32にしておけばMacからも読み書きできる反面、Windows XP がFAT32にフォーマットできる上限が32GBになる。ただ、双方のOSで直接ファイルのやり取りができないのは不便そうだったので、Windows用のパーティションは32GBにし、残りの61GBを Mac用にした。本当はそれぞれ25GBにして、ユーザー領域をFAT32で40GBにしたかったんだけどね。Boot Camp が正式版になったときにはパーティション数の制限がなくなってるといいんだけど。

Windows XP のメディアはSP2適用済みのもでないといけなかったため、ボクの持っているSP未適用のメディアからSP+メーカーを使ってSP2適用済みメディアを作成した。ちょっとイレギュラーなので Boot Camp でうまく使えるか不安だったけど、あっさりWindowsはインストールできた。エミューレーターではなくネイティブでWindowsが動くMacの一丁でき上がりだ。

Windowsが起動したら Boot Camp で作成したドライバー・セットのCD-ROMを挿入してドライバーのインストール。デバイス マネージャ を見ると、MacBook Pro 同様、AirMacが認識されていない。これはちょっと痛い。Boot Camp のマニュアルの動作しないハードウェアにAirMacは入っていないので、β2ではぜひ対応してもらいたい。ただ、どうしても今すぐ無線LAN環境がないと困る人は、Planex GW-US54Mini のようなUSB無線LANクライアントを用意すればいいだろう。地味だけど個人的にちょっと困ってるのは、トラック・パッドのタップでクリックできないというドライバーの問題もある。

ドライバーとは少し違うけど、ハードウェアの問題として致命的なのはキーボードの差異である。Macのキーボードには「半角/全角」はないし、逆にWindowsは「かな」「英数」を認識しない。そしてもっと致命的なのは「_」と「¥」が認識されないことだ。Windowsで「¥」が入力できないのはありえない……。マウスを外付けしないと右クリックできないというのも同じくらい致命的だ。そのため AppleK Pro の導入はほぼ必須だろう。AppleK Pro は上記問題を全て解決でき、「Delete」が存在しないために「Control + Alt + Delete」ができないという問題も解消する。ただ、なぜか スタート メニュー 上での右クリックだけはできない。スタート メニュー のプロパティは、コントロール パネル の「タスク バーと[スタート]とメニュー」から変える必要がある。なお、日本語キーボードとして認識させるのは、Windowsのインストール時のキーボード選択画面で「S」キーを押して、手動で「106日本語キーボード」を選べばいいので問題ない。

AppleK Pro を入れてからは自宅で使うWindows機としてはなんの不都合もない。MacがメインでたまにWindowsが必要という人は、個人的には Parallels Workstation のほうが使い勝手いいんじゃないかと思うんだけど、メインがWindowsでたまにMacというマシンが欲しいボクみたいな人には Boot Camp はすばらしいね。

メーカー Apple
製品 MacBook MA254J/A
購入場所 ヨドバシカメラ
価格 134,800円(+ Buffalo A2/N667-512M 7,800円 ×2枚 &minus ポイント還元 6,540円相当)
メーカー Hitachi
製品 Travelstar 5K100 HTS541010G9SA00
購入場所 T-ZONE
価格 15,204円

MacBook 1stレビュー への7件のコメント

  1. http://www.youtube.com/watch?v=gE1XQyT_IbA&eurl=http%3A%2F%2Fwww%2Enitenichiryu%2Eorg%2Farchives%2F2006%2F05%2F23%2F0620%2Ephp
    コレ見た?perallels desktopとvertueDesktop使えば出来るらしいんだけど、BootCampの正式版で同じこと出来るんだったら、速攻MacBook買ってしまいそう。ついでに会社のマシンも買い替えそう。これってBootCampが発表になった時に出来たら良いなーって思ってたことだったんで、ビックリした。

  2. Boot Camp はあくまでマルチ・ブートだから、OSを同時に動かすのは無理だと思うよ。ParallesみたいにホストOSの上でゲストOSを動かすのであれば簡単だけど。一応、Xenを使うことも可能らしいけど、XenじゃWindowsが動かないね。

    http://webleverage.jp/xen/wiki/index.php?Intel%20Mac%2FXen

  3. diskutilを使うことで柔軟にパーティションを区切れることが発覚。

    http://eggplant.ddo.jp/www/pukiwiki/index.php?Intel%20Mac%2FTriple%20Boot

    現在、Macシステム領域35GB(HFS+)、ユーザー領域32GB(FAT32)、Windowsシステム領域25.8GB(NTFS)で再構築中。

  4. 再パーティション完了。理想のパーティンションになって気分すっきり。diskutilを使う方法は今月の MacPeople 2006/7 で知ったんだけど、この「Boot Campの疑問を解決」という記事は Boot Camp ユーザーには必読の記事だね。

    MacがEFIの時刻をUTCとして認識するのに対して、Windowsはローカル時刻として認識してしまうため、両OSで9時間の誤差がでちゃうんだけど、それをバッチ・ファイルで解消する方法や、ヘッドフォンを指してもスピーカーがミュートしない問題の修正方法、ヘッドフォン端子の赤い光を止める方法など、ためになった記事満載だ。

  5. BootCampでは無理っぽいのかー。まあでも”Leopard”が出る頃には、本格的に買い替えを検討しているだろうなー。簡単にMacとwinの切り替えが出来るとwebのシゴトしてる人はみんなMacに乗り換えそうなんだけどなあ。

  6. その用途なら Boot Camp にこだわらずに Parallels Desktop でいいんじゃないかな? Virtual PC と違ってCPUネイティブ・コードをバイパスするだけだから、速度差は対してないよ。

  7. Mac Book で Windows vistaを楽しむ!!

    Mac Book 2.0GHzのレビューと、BootCampを使ってVistaを入れてみた感想、1度はOS戦争に敗れたMacの次期戦略に関する考察です!…

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