コンピューターを運用していると「なんだか遅い。以前からこの程度だっけ?」という疑問はしばしばあるが、元の正しい値を知らないと比較しようがないため、アイドル時にマシンの基礎性能を計っておくことは非常に重要である。特に(HDDもSSDも)ストレージは「動いているんだけど、なんだか遅い」という状況が少なくないので必ず取得しよう。
Linuxでストレージ性能ベンチマークを取るにはhdparmやBonnie++などが有名だが、これらはどんな設定でIOしているのかがよく分からず、また結果もスループットだけだったりして細かな評価ができないため、今回はfioを使用する。以下は Scientifc Linux (SL) 5.5 での方法だが、Red Hat Enterprise Linux (RHEL) / CentOS / Oracle Linux でも同様だろう。
まずはfioをインストールする。dagリポジトリを追加する方法は 複眼中心: 国内 Scientific Linux 5 サーバーのためのyum設定 を参考にしてほしい。
[root@charlie ~]# yum install fio
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Package Arch Version Repository Size
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Installing:
fio x86_64 1.54-1.el5.rf dag 173 k
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続いてfioをどのような設定で動作させるかを記述したジョブ・ファイルを用意する。fioのfはflexibleのfなだけあって非常に多彩な設定が可能だが、今回はシンプルな設定にとどめて多くの項目にデフォルト値を使用した。以下では/mnt/tmp以下の1GBのファイルに対してダイレクトIOの1MBブロック・サイズでシーケンシャル・リードを行なうテストを5回実行している。なお、fioが自動生成したファイルはベンチマーク後に自動削除されないので、容量には注意すること。
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