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クラウドファンディングしていた OBSBOT Meet 4K Webカメラを4カ月ほど使っています。以下は、個人で使うWeb会議用カメラ用途としてのレビューです。

クラウドファンディングしたときには Apple MacBook Pro (13-inch, 2020, Two Thunderbolt 3 Ports) を使っていてCPUに余裕があまりなかったので、その時の一番の特徴だった「カメラ側の処理だけで背景ぼかしやバーチャル背景ができる」という点が魅力で2021年10月に貢献しました。そして、クラウドファンディングではよくある話ではありますが、当初の出荷予定日は2022年1月だったものの、かなり伸びて2022年5月に到着しました。

予想外だったのは、一番の特徴であった背景カスタマイズはベータ版という扱いでリリースされたことです。確かにクラウドファンディング時のデモ映像の品質に比べると、人物と背景のエッジの処理が不自然で、エッジがチラチラするところが気になります。ベータ版ということは開発チーム自身も品質が期待に達していないと思っているということでしょうが、4カ月経っても改善は見られません。とはいえ、Web会議程度の画面の小ささであるとエッジの問題はそれほど気にならないので、常に OBSBOT Meet 4K の背景ぼかしを使っています。今は Apple MacBook Pro (14-inch, 2021) を使っているので、CPUにだいぶ余裕はあるのですが。

オートホワイトバランスが青かぶりしがちな問題と、オート露出が低めになりがちな問題、そしてmacOS版は Camera Setting 機能がないために、それを手動調整できない問題は OBSBOT MeetCam 1.0.5.4 で解消しました。個人的には、顔を映すWebカメラは解像度が高いよりも色味が良いほうがきれいに見えると思っているので、この改善は待望でした。色味が良くなったことで、ハイエンドWebカメラにふさわしい画質になりました。

暗いところでの露出も優秀です。5ルクスくらいの暗い部屋でも、ノイズなしに最適な露出まで上げられます。1/2.8インチセンサーの効果なのか、ノイズリダクションが優れているのか、全く部屋の暗さを感じさせません。そのため、Logicool C922n Pro HD Stream Webcam のときには必要だったリングライトが不要になりました。下手にリングライトを使ってミックス光環境にするより、露出を上げたほうが良い仕上がりです。

オートフレーミング機能も良くできています。単に顔を検出してズームインするのではなく、アクセラレーションを効かせてズームインするので高級感があります。ただ、この機能が重要な環境では、物理的にパン / チルトできる OBSBOT Tiny のほうが良さそうに思えます。また、背景カスタマイズと同時には使用できません。

私はWebカメラのマイクを使わないのですが、マイクは Jabra Speak 510 と同等か少し良いくらいに感じました。Shokz OpenComm よりは劣ります。

ハードウェアはしっかりしており高級感があります。ただ、けっこう本体が熱くなります。触るものではないので大きな影響はないのですが、製品寿命には影響があるかもしれません。

ということで、けっこう満足しているのですが、現在の価格の32,999円という金額は少々高額です。Indiegogoでは4Kが1080pより3,000円しか高くなかったので4Kを選びましたが、Web会議用なら4Kは不要なので、21,599円の1080pで十分だと思います。Youtube配信などの場合は4Kも選択肢に入ってくると思います。

ウェブカメラ
¥19,800 (2024/04/13 17:28時点 | Amazon調べ)
ブランドOBSBOT
製品名OBSBOT Meet 4K
販売店Indiegogo
支払金額1,130香港ドル(19,200円) + 送料 117香港ドル (2,000円)
購入日2021-10-03
納品日2022-05-10
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