2022年8月にグアムに家族旅行してきました。コロナ禍でのグアム渡航は、何が一緒で何が違うのかのをまとめておきます。

グアム渡航に必要な書類

以下の情報は2022年8月時点での情報です。必要書類は随時変更されています。また、あなたの国籍や状況などによっては必要な書類が異なるかもしれません。あなたの書類に不備があっても、このブログは一切責任を負いません。必ず信用できる情報源を参照してください。

信用できる情報源

グアム渡航に必要な書類の参考情報

  • ワクチン接種証明書
    • 2回以上のファイザーまたはモデルナ、アストラゼネカ、ノババックスなど。いわゆるフルワクチン (Fully Vaccinated) が必要
    • 接種完了から14日以上経過していること
    • 接種証明書アプリまたは自治体が発行する海外用接種証明書
      • 接種証明書アプリからは即時発行できるが、一部の自治体は郵送申請 / 郵送発行しか対応していないので、2週間近く掛かることも。今すぐ自治体の手続き方法を確認しておくことを推奨
      • 接種証明書アプリにはマイナンバーカードが必要
    • 2歳以上18歳未満の子どもはワクチン接種証明書がなくても入国できるが、その場合、グアム到着から3-5日以内に検査、および5日間の自己隔離が必要
    • 2歳未満の子どもはワクチン接種証明書がなくても入国でき、検査や自己隔離も不要
  • CDCの宣誓書 (Attestation Form)
  • CDCへの連絡先などの情報提供
    • 航空会社がチェックイン時に入力するため、航空会社によって提供方法が異なる
  • Form I-736 - Guam CNMI Visa Waiver Information または ESTA

新型コロナウイルス検査の陰性証明書は2022年6月12日から不要になりました。参考: Rescission: Requirement for Negative Pre-Departure COVID-19 Test Result or Documentation of Recovery from COVID-19 for all Airline or Other Aircraft Passengers Arriving into the United States from Any Foreign Country | Quarantine | CDC

2歳以上18歳未満の子どものワクチン接種証明書については注意が必要です。「子どものワクチン接種証明書は不要」とだけガイドしているページもありますが、ワクチン接種証明書がない場合は検査と自己隔離が必要になります。これはCDCの宣誓書の D. Exceptions に明記されています。ワクチン接種証明書がある場合は大人と同様の扱いになるので(例外対応でなくなるので)行動制限はありません。D. Exceptions の参考訳を以下に記します。

私は、私(または私が代理で署名する者)が新型コロナウイルスのフルワクチン接種証明書の提示義務を免除され、以下の手配をしたことを誓います(D内の全ての欄にチェックを入れ、宣誓書に署名してください)

  • 私(または代理で署名する者)が過去90日以内に新型コロナウイルスから回復したことに関する書類を持っていない場合は、米国到着後、3-5日以内に新型コロナウイルスの検査を受けること
  • 丸5日間自己隔離し、隔離中に他人の近くにいる場合は常にフィットしたマスクを着用すること。また、以下の場合は追加でさらに5日間の隔離をすること
    • 到着後の検査で陽性だった場合
    • または新型コロナウイルスの症状がある場合

私が用意した書類

  • 接種証明書アプリ
  • CDCの宣誓書
  • CDCへの連絡先などの情報提供
  • ESTA

私の娘はフルワクチンでマイナンバーカードを持っていたため、私のiPhoneの接種証明書アプリを使って接種証明書を発行しました。

グアム渡航に必要な書類の事前確認

ユナイテッド航空の場合、Travel Ready Center という渡航書類事前確認サービスがあります。出発前に必要書類をアップロードすると、その書類の有効性を確認してくれます。接種証明書のアップロードにはiPhoneのヘルスケアアプリに読み込ませたSHC (Smart Health Card) にも対応しているのですが、残念ながら接種証明書アプリで作成したQRコードには氏名に漢字とローマ字の両方が含まれており、ヘルスケアは漢字のほうを優先してしまうため「パスポートと氏名が一致しない」というエラーになってしまいます。そのため、最新の接種証明書アプリでできる「この証明書を画像として保存」を使用して作成した画像をアップロードしました。CDCへの連絡先などの情報提供はオンラインチェックイン時に行います。ただし、何度やっても最後の最後で「チェックインできませんでした」のエラーになったので、当日のチェックインカウンターで搭乗券を発券してもらいました。

JALの場合、VeriFLYという渡航書類事前確認アプリがあるようです。

日本の空港での手続きについて

渡航に必要な書類の確認は全てチェックイン時に行われます。私の場合、Travel Ready Center で「Travel Ready」ステータスになっていましたが、接種証明書の提示を求められました。一方で、CDCの宣誓書の提出は不要でした。

成田空港では、保安検査前の店舗は3割程度しか開いていません。「足りないものを空港で買おう」と思っていると、目当ての店は閉まっているかもしれません。出国後の店舗は9割程度開いています。営業店舗はこちらで確認できます。

成田空港の United Club は臨時休業していますが、代わりにANAラウンジが使用できます。

搭乗中

ユナイテッド航空の場合、搭乗中のマスクの着用は必須ではありません。

ちなみに、7月31日のフライトを7月3日に予約しましたが、一人あたり15,000マイル + 税金5,390円のセーバー特典で家族3人取れました。ユナイテッド航空は特典航空券で燃油サーチャージを取らないので、国内旅行より安くすみました。

グアムの空港での手続きについて

グアムの空港での手続きはコロナ禍前と同じです。私は Global Entry を持っているのですが、問題なく使用できました。専用レーンのキオスク端末でパスポートをスキャンするとレシートが発行されるので、それを入国審査官に提出しておしまいです。Global Entry を使用している人は誰もいなかったので1分で入国できました。米国永住権を持たない日本人が Global Entry を取るにはプロモーションコードが必要です。私は2019年に運良く入手できました。

通常の入国審査を受けた妻は20分程度時間が掛かったものの、手続き自体はコロナ禍前との差はなかったようです。なお、入国審査時にもCDCの宣誓書の提出は不要だったため、CDCの宣誓書はそのまま日本に持ち帰ることになりました。

税関申告は、事前に Guam Mandatory Customs Declaration Form から申告してQRコードを作成しておくと、それを見せるだけで完了します。画面右上から日本語も選べます。参考: グアム電子申告書

グアム内のマスク着用について

グアム在住の人はマスクをしていませんが、2022年8月のグアムの観光客は9割以上を韓国からの観光客が占めており、東京よりもマスクの着用率が高いです。未就学児を含めて外を歩いている人のほぼ全員がマスクをしています。マスクをつけたまま屋外プールで泳いでいる人も珍しくありません。

レストランの店員は全員マスクを着用していますが、客は何も求められません。飲食前にマスクをしている人はいるものの、マスク会食をしている人はいません。

グアム出国から日本帰国について

グアム出国から日本帰国に必要な書類と手続きについては以下の記事を参照してください。

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