自宅では Home Assistant とDNSサーバー用に Raspberry Pi 4 Model B を使っていたのですが、2から3倍の性能向上と Raspberry 5 は言われていたので、思わず購入してしまいました。ラズパイ4で性能的に特に困っていたわけではないのですが。
また、合わせて Raspberry Pi Case for Raspberry Pi 5 と Raspberry Pi Active Cooler も購入しました。Raspberry Pi 4 Case は密封度が高すぎるところが気になっていたのですが、Raspberry Pi Case for Raspberry Pi 5 では上部に1mmほど隙間が空くようになり、底部にもスリットが入りました。Raspberry Pi Case for Raspberry Pi 5 にもファンが付いているのですが、最新版Raspberry Pi 5レビュー、ラズパイ4との違い - ラズパイスクール によると Raspberry Pi Active Cooler のほうがさらに10度近く下げられるようなので、こちらも購入しました。PWM対応なのでOSが入っていないと全開で回ってけっこううるさいですが、OSインストール後は室温27度で5,600rpm程度で無音です。
$ cat /sys/devices/platform/cooling_fan/hwmon/hwmon2/fan1_input
5592
$ echo "scale=3; $(cat /sys/class/thermal/thermal_zone0/temp) / 1000" | bc
57.300
CPUがラズパイ4の 1.8GHz Quad-Core Arm Cortex-A72 からラズパイ5では2.4GHz Quad-Core Arm Cortex-A76 になった結果、Geekbench 6.2 の Single Core 比較で2.28倍、Multi Core 比較で2.22倍の性能 1 が出ています。Multi Core 1604 という結果は MacBook Air (Mid 2017) の結果と同じくらいです。とは言え、ラズパイ5は本体と8GBメモリーだけで15,000円程度する一方、3.4GHz Quad-Core Intel N95 + 16GBメモリー + 500GB SSD + ケース + Windows 11のミニPCが2万円程度で買える 2 ことを考えるとコストパフォーマンスは微妙です。
Amazon EC2 とラズパイでOSを共通化させたいため、私はラズパイにもUbuntuを使っています。しかし、Ubuntu 22.04 はラズパイ5に対応していないことに購入後に気づき、4月26日のUbuntu 24.04 のリリースを待ってからセットアップしました。Zabbixが Ubunt 24.04 未対応だったのですが、3日後の4月29日に対応しました 3。また、二酸化炭素センサーの mh-z19 Pythonライブラリが Raspberry Pi 5 に未対応だったのですが、Issueを上げたら即座に対応してもらえました。
一時期は世界中で品切れになっていたラズパイですが、今はどこでも在庫があります。
ブランド | Raspberry Pi |
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製品名 | Raspberry Pi 5 |
仕様 | 8GB |
購入店 | Switch Science |
購入価格 | 15,290円 |
購入日 | 2024-02-27 |
ブランド | Raspberry Pi |
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製品名 | Raspberry Pi Case for Raspberry Pi 5 |
購入店 | Switch Science |
購入価格 | 1,672円 |
購入日 | 2024-02-27 |
ブランド | Raspberry Pi |
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製品名 | Raspberry Pi Active Cooler |
購入店 | Switch Science |
購入価格 | 836円 |
購入日 | 2024-02-27 |
- Benchmarking Raspberry Pi 5 - Raspberry Pi ↩︎
- Amazon.co.jp : n95 ミニpc ↩︎
- [ZBXNEXT-9131] Please provide official packages for Ubuntu 24.04 LTS "Noble Numbat" - ZABBIX SUPPORT ↩︎