CentOS 5.6 で PHP 5.3.6 にアップグレード

新しいメジャー・リリースである WordPress 3.2 がリリースされたけど、このバージョンから動作要件が変更され、PHP 5.2.4 以上 / MySQL 5.0 以上が必要になった。しかし、このブログで使っている CentOS 5.6 に含まれる最新のPHPは5.1.6で要件を満たせていないので、今回はこのPHPをアップグレードすることにした。Red Hat Enterprise Linux (RHEL) / Scientific Linux (SL) / Oracle Linux でも同様の方法でアップグレードできるだろう。ちなみに、CentOS 5.6 に含まれる最新のMySQLは5.0.77なので、今回の要件を満たしている。

CentOS 5.6 で使える PHP 5.2.4 以上のパッケージはさまざまなサード・パーティ・リポジトリにも存在するが、今回は以下のものを候補とした。

  • CentOS公式が提供するc5-testingリポジトリのphp-5.2.10-1.el5.centos
  • CentOS公式が提供するupdatesリポジトリのphp53-5.3.3-1.el5_6.1
  • IUS Community Project が提供するiusリポジトリのphp53u-5.3.6-1.ius.el5

IUS Community Project はPHP公式ダウンロード・ページからもリンクされており、2006年から最新のPHPとMySQLを Red Hat Enterprise Linux(とそのクローン)に提供することを目標とした組織で、数あるリポジトリの中でも信頼できると判断した。一方、PHP 5.2 はすでにサポート終了しており、しかも最終バージョンの5.2.17でもないphp-5.2.10-1.el5.centosを選ぶのも少し気が引けたので、まずは PHP 5.3 をインストールすることにした。

それでは IUC Client Usage Guide に従って進めていこう。CentOSが提供するphp53-5.3.3-1.el5_6.1を使うにしても、phpとphp53でパッケージ名が違うので、以下のステップでアップグレードするとお手軽だ。

現在のPHPとその関連パッケージを確認しておこう。ボクの環境では以下の6個がアップグレード対象となる。

iusリポジトリを追加するために、ius-releaseとepelのRPMをダウンロードしてインストールする。

パッケージ名が異なってもアップグレードできるようにするyum-plugin-replaceをインストールする。

まずはCentOSが提供するphp53でphpをアップグレードしてみよう。

依存関係からsquirrelmailが削除されてしまうという結果に。これでは困るのでアップグレードを中止し、IUSの提供するphp53uでphpをアップグレードしてみる。

良い感じ。PHP 5.3.6 というのは最新バージョンで文句ないし、CentOS公式にこだわることもないだろう。そんなわけでphp53uでアップグレードを続けて、以下のような結果となった。

httpdを再起動すると、WordPressが PHP 5.3.6 で動作するようになる。まだ WordPress 3.2 日本語版 がリリースされていないのでWordPress自体はアップグレードしていないが、これで準備は整った。

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