Scientific Linux 5.6 に Netatalk 2.2-beta4 をインストール

Mac OS X Snow Leopard (10.6) まではNFS経由でリモート Time Machine を行っていたが、Mac OS X Lion (10.7) では「バックアップを完了できませんでした。ネットワーク・バックアップ・ディスクは、必要なAFP機能に対応していません。」というエラーで実行できなくなってしまった。HAT blog: netatalk 近状 によると、AFPはAFPでも、Lionからは AFP 3.3 がどうやら必須になってしまったようなので、3.3に対応した Netatalk 2.2-beta4 を Scientific Linux (SL) 5.6 にインストールした。Red Hat Enterprise Linux (RHEL) / CentOS / Oracle Linux でも同様の方法でインストールできるだろう。

まず、ビルドに必要なパッケージをインストールしておく。

ここからは Netatalk 2.2 Manual: Chapter 2. Installation に従ってインストールを進めていく。また、Unofficial Netatalk Info: Netatalk and Samba も参考にした。

Netatalk 2.2.0 には Oracle Berkeley DB 4.6 以上(5でもOK)が必要だが、Scientific Linux 5.6 には4.3.29までしかないので、まずはこれをソースからビルドするため、Oracle Berkeley DB Downloads から Berkeley DB 11gR2 (11.2.5.2.28) (Berkeley DB 5.2.28.tar.gz) をダウンロードして展開する。

Berkeley DB をビルドする。時間は少しかかるが、気にする点はあまりない。--with-uniquenameをつけておくと、インストール済みの異なるバージョンの Berkeley DB のライブラリと名前がかぶらなくなる。

Berkeley DB 以外は必須ではないが、以下のものをインストールした。Lionではデフォルト認証方式がDHX2になっているので、libgcrypt-develは忘れずにインストールしよう。なお、ボクはLinuxのユーザーをLDAP認証にしているので、NetatalkもPAM経由でLDAP認証させるため、pam-develもインストールしている。

SourceForge: netatalk: 2.2 からnetatalk-2.2-beta4.tar.gzをダウンロードして展開する。

Netatalkをビルドする。Scientific Linux にインストールするので--enable-redhat、クオータに対応するために--enable-quota、Bonjourに対応するために--enable-zeroconf、Berkeley DB のインストール先が標準とは違うので--with-bdb、PAMを使用できるように--with-pamをつけた。

OS起動時にNetatalkとBonjour対応に必要なavahi-daemonが自動起動するようにし、まずは手動で起動する。

TCP548ポートをafpdプロセスがリスンしているか確認する。

avahi-daemonが正しく動いていれば、Lionのメニュー「移動 > ネットワーク」に、しばらくすると今回インストールしたLinuxマシンが自動的にLCDディスプレイ・アイコンで表示される。

表示されない場合は、AFPサーバーとしては正しく動作しているか「移動 > サーバへ接続…」から確認してみよう。接続できればNetatalkの設定には問題ないはずだ。

Lionから接続するのであれば、Netatalkの設定はデフォルトでも特に問題なく動作するはずだが、必要あれば Unofficial Netatalk Info: Netatalk and Samba が参考になるだろう。

なお、ボクは HAT blog: netatalkのサーバアイコンを変えて遊ぶ を参考に、「移動 > ネットワーク」で表示されるアイコンを(今は亡き)Xserveのアイコンに変更した。

4 thoughts on “Scientific Linux 5.6 に Netatalk 2.2-beta4 をインストール”

  1. LDAPを使ってるのであれば、ACLも使えるようになるんじゃないでしょうか。

    あと、もうちょっと新しいバージョンだと-mimicmodelオプションがあるので、device_info.serviceは必要ありません。

    1. HATさんの記事、いろいろためになりました。ありがとうございます。

      ACLは不勉強で使いこなせていないので、もうちょっと何とかなるようになってからオンにしたいと思います。-mimicmodel良いですね。バージョン上げたときにはそちらを使ってみます。

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