CentOS 4 のパーティション

Dell PowerEdge SC430 には CentOS 4.3 を入れることにした。openSUSEとか Solaris 10 とかも一瞬考えたけど、やはりここは慣れている Red Hat Enterprise Linux のクローンが楽かな、と。CentOSは Red Hat Enterprise Linux から商標にかかわる “Red Hat” の文字と赤い帽子の画像を外してコンパイルしただけと言える、無料で使える Red Hat Enterprise Linux 環境だ。

そのようなわけでOSのインストールには Red Hat Enterprise Linux 同様、Anacondaを利用するわけだけど、パーティションをちょっとだけ凝って切ったので、備忘録としてここに書いておく。なお、Anacondaのスクリーンショットを撮るには、Shift + Print Screen だ。

今回作成するパーティションは下記のとおり。

マウント
ポイント
ボリューム
グループ名
デバイス名 容量
/boot /dev/md0 /dev/sda1 100MB
/dev/sdb1
VGsystem /dev/md1 /dev/sda2 76,128MB
/dev/sdb2
/ /dev/VGsystem/LVroot 1,024MB
/home /dev/VGsystem/LVhome 256MB
/opt /dev/VGsystem/LVopt 32MB
/tmp /dev/VGsystem/LVtmp 256MB
/usr /dev/VGsystem/LVusr 2,048MB
/var /dev/VGsystem/LVvar 512MB
swap /dev/VGsystem/LVswap 1024MB

表にまとめてもなお分かりにくいが、/dev/sda1と/dev/sdb1を使ってRAID1(ミラーリング)構成の/dev/md0を作り、/bootとし、残りの/dev/sda2と/dev/sdb2を使ってRAID1構成の/dev/md1を作り、それ全体をVGsystemと名付けたボリューム・グループ(VG)にして、そのVGを7つの論理ボリューム(LV)に分ける。ファイルシステムは全てext3にするので、LVの容量増加はオンラインでできるもののLVの容量削減はオンラインでできないので、VGの物理エクステント(PE)は当初は各LVに最小限しか割り当てず、容量が足りなくなったら少しずつ各LVにPEを割り当てる運用とする。基本的にはRAID1で構成された一つのVGを使っているわけだけど、/bootはLVにできないのでこれだけ切り出した格好だ。

まずはパーティションが何もない状態。/dev/sdaと/dev/sdbの2台のディスクがあり、両方とも76,294MBである。

ボタン「新規」をクリックし、「ファイルシステムタイプ」を「software RAID」、使用可能なドライブで「sda」、容量「100MB」、追加容量オプション「固定容量」、/bootに利用するパーティションは必ず「プライマリパーティションにする」をオンにして、ボタン「OK」をクリックする。これで/dev/sda1ができた。

使用可能なドライブで「sdb」を選ぶ以外は全く同じことをもう一度し、/dev/sdb1も作る。これで下記のような状態となる。

ボタン「RAID」をクリックし、「RAIDデバイスを作成」を選択して、ボタン「OK」をクリック。

マウントポイントを「/boot」、ファイルシステムを「ext3」、RAIDデバイス「md0」、RAIDレベル「RAID1」、RAIDメンバーで先ほど作った「sda1」と「sdb1」を選び、ボタン「OK」をクリック。

RAID1で構成された/bootができた。

sda1、sdb1を作ったときと同様に、残りでsda2、sdb2を作ろう。「追加容量オプション」で「最大許容量まで使用」にすることで「容量」の設定を無視して全て使ってくれる。また、/bootではないので「プライマリパーティションにする」は「オフ」に。

sda2とsdb2ができると以下のような感じ。

md0を作ったのと同じ手順でmd1を構成しよう。ただし、「ファイルシステム」は「physical volume(LVM)」にする。

RAID1で構成された物理ボリューム(PV)ができた。

md1を選択してボタン「LVM」をクリック。「ボリュームグループ名」を「VGsystem」とし、「物理エクステント」を「32MB」、「使用する物理ボリューム」を「md1」にする。LVはPEの容量単位での増減となるが、一つのLVが持てるPE数は最大65,536個なので、32MBだと2TBまでのLVが作れることになる。

LVを作成しよう。「論理ボリューム」のボタン「追加」をクリックし、「マウントポイント」を「/」、「ファイルシステムタイプ」を「ext3」、「論理ボリューム名」を「LVroot」、「容量」を「1024」にして、ボタン「OK」をクリック。

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p>同様の作業を繰り返してほかのLVも作成する。ただし、swapのみは「ファイルシステムタイプ」を「swap」に。「マウントポイント」は自動的に設定できなくなる。全てが設定し終えたら、ウインドウ「LVM ボリュームグループの作成」のボタン「OK」をクリック。以下のようにRAID1で構成されたLVが作成され、当初予定していた全てのパーティションが作成できた。

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